リコー、スキャンデータを基幹システムに自動配信する「Ridoc GlobalScan V2」


 株式会社リコーは7日、最新のデジタル複合機とWindowsサーバーOSに対応したドキュメント配信システム新版「Ridoc GlobalScan V2」を発表した。16日より販売する。

 Ridoc GlobalScanは、デジタル複合機(MFP)でスキャンしたデータやFAX受信したイメージデータを基幹システムなどに自動配信するシステム。

 新版では、2012年に発売したMFP最新ラインアップに対応したほか、64ビット版の最新WindowsサーバーOSにネイティブ対応した。また、仮想化環境(VMware、Hyper-V)でも利用できるようになり、よりニーズに合わせた環境での利用が可能となった。

 加えて、OCRエンジンをABBYY社の「FineReader Engine」に変更。スキャンしたデータの英語読み取り精度や、天地識別・傾きを補正する機能が強化された。

 さらに流通・製造業など多くの定型帳票(請求書、発注書、設計図等)を扱う顧客や、金融・通信業などセキュリティ意識の高い顧客向けに、「領域指定ORC機能」や「画面ログキャプチャ機能」を搭載した。

 領域指定ORC機能は、文書内の一定の領域をOCR処理することで、例えば、受発注業務における定型帳票において、データそのものだけでなく、顧客名や商品名、個数などの情報を受発注システム側に配信するもの。一方の画面ログキャプチャ機能は、スキャンした画像ログデータを自動登録することで、どのような分書画いつどこでスキャンしたか履歴を残すもの。業務効率やコンプライアンス対応を向上できる。

 価格は15万円(税別、1サーバーライセンスと1デバイスライセンス)。

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