インディゴ、Office 365と連携したオフィスワーカー向けSaaSを拡充

　インディゴ株式会社は27日、Microsoft Office 365と連携したオフィスワーカー向けSaaS製品のラインアップ拡充を発表した。

　同社の既存製品において、サービス＆ソリューション事業のSaaS化施策の一環として、日本マイクロソフトが提供するOffice 365との連携を強化する。第1弾として提供するのは、「DocuDyne」および「Map MashUp Manager for インドア（以下、MMMインドア）」におけるOffice 365連携ソリューション。

　DocuDyneは、Word文書の再利用と共同編集を支援する文書管理ソリューション。特徴は、再利用性を向上する「部品化/テンプレート管理」をSharePoint Serverと連携させ、高度な差分管理実現している点。

　今回は従来のオンプレミス版パッケージ製品であるDocuDyneを、SharePoint Online上にアドインし、ユーザーがサーバーやソフトを資産として保有することなく利用できるようにした。例えば、文書作成・改訂作業が集中する繁忙期のみなど、コストを抑えた柔軟な利用が可能という。

　また、クラウド上に文書を一元管理するとともに、共同編集機能を活用することで、在宅勤務や海外オフィスとの連携など多様な業務形態に対応するという。

　MMMインドアは、各種センサー情報やソーシャルメディアなど屋内のさまざまな情報をマッシュアップし可視化できる屋内マップ基盤。屋内での位置解決技術であるIMES（Indoor Messaging System）との連携により、屋内での自位置や他ユーザーの位置確認も行えるのが特徴。

　今回はLync Onlineに連携させることで、企業内の別拠点や他フロアにいるメンバーの在籍状況をMMMインドアのマップ上でリアルタイムに確認し、そこからシームレスにLync OnlineのインスタントメッセージやWeb会議機能を起動できるようにした。

　インディゴは既存製品とOffice 365の連携により、コスト削減・導入期間短縮といったクラウドのメリットを生かしたサービスを提供するとともに、震災対策としてBCPやBCMの観点から業務システムのクラウド化を検討する顧客へ、包括的なクラウド事業を展開していく方針。