FSAS、公開サーバー向けセキュリティ診断サービスの価格を約70%オフ


 株式会社富士通エフサス(以下、FSAS)は12日、公開サーバーのセキュリティ強度を診断する「インターネットゾーンスキャンサービス」について、約70%の値下げを発表した。

 同サービスは、DMZ上の公開サーバーに対して同社サービスセンターから疑似アタックを行い、OSやミドルウェアの不正侵入に対する脆弱性診断を行うもの。初期費用が不要で1IP・4万円(税別)からという「安さ」、既存構成の変更が不要な「容易さ」、疑似アタックが約1時間でレポート提供まで約10営業日という「迅速さ」が特長だとしている。

 診断対象はルータ、スイッチ、ファイアウォール、Webサーバー、各種OS、ミドルウェアなど。主な診断項目は解放ポートで稼働しているサービスの特定、各サービス8錠に存在する既知の脆弱性診断。OSやミドルウェアに既知の脆弱性が存在していないか、また確認されたユーザーIDに対し簡易的なパスワードでアクセスできないかなどをチェックする。

 価格は1IPで4万円(税別、従来は13万円)、3IPで9万3000円(同32万円)。

 同社は値下げの背景として、「昨今、外部からの不正侵入による大規模個人情報漏えいが多発している。公開サーバーの脆弱性を狙った攻撃への対策を講じるには現状の把握が重要であり、その最初のアプローチとしてセキュリティ診断サービスに注目が集まっている。このようなことから、お客さまがより利用しやすいよう値下げした」と説明している。

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(川島 弘之)
2011/9/12 13:21