ノベル、ネットワーク機能や対応環境を拡充したデータセンター運用・仮想化管理製品群「PlateSpin」新版


 ノベル株式会社は7日、データセンター運用・仮想化管理製品群「PlateSpin」の新版を提供すると発表した。ディザスタリカバリ(DR)/バックアップ向けアプライアンスサーバー「PlateSpin Forge 3.1」、仮想化移行ソリューション「PlateSpin Migrate 9.1」、DR/バックアップソリューション「PlateSpin Protect 10.1」を発表した。同日より提供を開始する。

 PlateSpinは、仮想・物理両環境間の移行・管理などを統合的に行える製品群。新版が発表された製品のうち「PlateSpin Forge」は、物理/仮想サーバー保護のためのアプライアンスサーバー。また「PlateSpin Migrate」は、物理サーバーや仮想ホスト、イメージアーカイブ間で、ネットワークを介したサーバーワークロードの移行を自動化するツール。最後のPlateSpin Protectは、データセンター内で、単一の制御ポイントから仮想//物理の両サーバーを迅速にリカバリできるツールである。

 新版ではまず、各製品において、ユーザーが設定可能な帯域幅制限機能を搭載したため、ネットワークリソースの量を制御できるようになったほか、圧縮機能をワークロード単位で指定可能としたことで、ネットワーク上で送信されるデータ量の削減に貢献できるという。また、NAT環境をサポートした。

 さらにサポートOSも拡充されており、SUSE Linux Enterprise Server 9、Novell Open Enterprise Server 2、Oracle Enterprise Linux 5.3/5.4へ新たに対応。仮想環境においても、VMware ESXのシンプロビジョニング(仮想プロビジョニング)機能を活用できるようになったので、ストレージ容量の有効活用を実現している。

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