ジャストシステム、Web DBをドラッグ&ドロップで作成できる「UnitBase」


 株式会社ジャストシステムは25日、Webデータベースをノンプログラミングで簡単に作成できるソフト「UnitBase」を発表した。9月20日より販売する。価格は利用者数によって決まり、20ユーザーで59万円(税別)、保守料が11万8000円(同)/年。

 UnitBaseは、ミドルウェアやWebサーバーを一括セットアップし、顧客管理や問い合わせ管理、営業管理といったさまざまなWebデータベースを作成できるソフト。データの操作や一元管理をWebブラウザ上で行えるため、業務効率が改善される。

 特徴は、ドラッグ&ドロップでデータベースを作成できる点。データベースの部品となる文字列や数値、チェックボックスといったフィールド型が豊富に収録されており、適切な部品を選んで自由に配置するだけで作成できる。マスタとなるデータベース参照や別データベースへのリンクといった設定も簡単に可能。

 1つのレコードの中に複数の明細レコードを追加する「明細機能」も搭載する。購入や問い合わせの履歴を記録・管理できるデータベースや、見積書などのために計算式を設定したデータベースなど、高機能なデータベースが作成できる。

 既存のExcelやCSVファイルを利用することも可能。「ファイルを指定」「プレビュー」「データごとにフィールド型を指定」という3ステップでWebデータベース化できる。

 そのほか、大量データから必要な情報を効率よく入手できる検索絞り込み機能や、その絞り込み条件やフィールドの表示/非表示、並び順を保存できるフィルター機能も搭載。業務でよく利用する条件を登録しておけば、データの追加や更新の手間が省ける。

 また、部門や業務ごとにアクセス権を設定できるので、多様なフィールドを持つ巨大なデータベースでも、ユーザーに応じて異なったレイアウトで必要な情報だけを表示させることが可能。

 集計機能としては、ドラッグ&ドロップだけで簡単にクロス集計し、集計結果をCSV形式でダウンロードできる。棒グラフや折れ線グラフといったさまざまな種類のグラフにも変換できるので、視覚的な分析も可能という。

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(川島 弘之)
2011/8/26 06:00