LSIロジック、SSDをHDDのキャッシュに用いる「CacheCade Pro 2.0」~リード・ライトの両方で利用可能


 LSIロジック株式会社は24日、6Gbps SATA/SASコントローラカード向けのSSDキャッシングソフト「LSI MegaRAID CacheCade Pro 2.0リード&ライト・キャッシング・ソフトウェア」(以下、CacheCade Pro 2.0)を発表した。価格はオープン。

 CacheCade Pro 2.0は、RAIDコントローラカードとSSDを連携させ、HDDストレージの性能を向上させるソフト。ホットスポット(利用頻度の高いデータ)をSSDにキャッシュすることにより、HDDベースのストレージアレイにおける、アプリケーションのI/O性能を高められるという。

 またこの製品では、SSDをリードキャッシュとしてのみ用いる第1世代製品と異なり、リード/ライトのいずれにおいても、SSDをキャッシュとして利用可能。同社では、少数のSSDとCacheCade Pro 2.0の利用を利用した場合、HDDのみのアレイに比べて、1秒あたり13倍のトランザクション性能を実現しながら、82%のコスト削減を達成できると、その効果を説明している。

 利用にあたっては、ホットスワップ可能なSSDをサーバーのドライブスロットへ挿入し、MegaRAID Storage Managerを用いて、CacheCade Pro 2.0のキャッシングプールを作成するだけで利用可能になるとのこと。ホットスポットデータの測定と、キャッシュプールへの移動は、ソフト側が自動で行ってくれる。

 対応製品は、LSI MegaRAID SAS 9260、9261、および9280シリーズ。物理キーと、ソフトライセンスの両形態で提供される。

 なお同日には、販売代理店のアスクより、販売開始がアナウンスされている。


物理キー
関連情報