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NECネクサ、クラウド型のショッピングセンターサービス「SC-SaaS」

 NECネクサソリューションズ株式会社(以下、NECネクサ)は24日、SaaS型のショッピングセンター向けサービス「SC-SaaS(エスシー・サース)」を開発したと発表した。11月のサービス開始を予定する。

 SC-SaaSは、NECネクサが培ってきたショッピングセンターシステムの構築ノウハウを生かして開発されたサービス。ショッピングセンター運営管理業務に必要な、テナント(出店店舗)の賃料精算管理、各種売上明細管理、売上分析、顧客管理などの機能を備えている。

 また売上分析機能では、必要なデータを同社のデータセンターよりダウンロードすることで、テナントリーシング業務に必要な業務帳票の作成を簡略化できるほか、共同利用端末(INFOX端末)と専用決済端末(NECネクサのカードターミナル)の2つの端末を選択でき、各種電子マネーやクレジットなど、顧客のニーズにあった決済サービスや、店舗の特性に応じたサービスを利用できるとのこと。

 価格は、例えば50テナントを管理するショッピングセンターが、基本機能、クレジット集計機能、顧客管理を利用する場合は月額30万円から。NECネクサの試算によれば、従来のオンプレミス型のシステムと比べ、5年間の運用で約10%の費用低減が可能とした。

 なおNECネクサでは、NECグループ全体の販売活動を通じて、今後3年間で30施設への導入を見込んでいる。