シマンテック、メールデータの自動分類機能などを追加したアーカイブソフト「Enterprise Vault 10」


 株式会社シマンテックは8日、メール/コンテンツアーカイブソフトの新版「Symantec Enterprise Vault 10」を発表した。情報漏えい防止技術を利用したデータ分類サービスなどの新機能が付加されており、8月11日より販売開始される。

 Enterprise Vaultは、メールサーバーやファイルサーバーなどのデータをアーカイブし、企業における情報の保存、管理、検索を支援するソフト。今回新たに提供されるデータ分類サービス機能では、Microsoft Exchangeのメールの内容とメタデータを分析し、すべてのメッセージを自動的に分類して、適切なアーカイブおよび保存のためのポリシーを適用することができる。また、分類機能はフィルタとしても使用できるので、eディスカバリのために検索・レビューを行う際の処理速度も向上するという。

 さらに、ソーシャルメディアのすべてのやりとりをアーカイブする機能が追加された。これによってコンプライアンス管理とeディスカバリをより適切に行えるとのこと。

 参考価格は、Enterprise Vault E-Discovery Suite Standard Editionの場合、1000名で約1000万円(税別)。保守費用は別途必要になる。

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