Amazon Web Services、2011年度の「スタートアップチャレンジ」コンテスト開催


 米Amazon Web Services(以下、AWS)は1日(米国時間)、同社が提供するクラウド基盤の効果的な活用法を競う「スタートアップチャレンジ」について、第5回コンテストを実施すると発表した。対象地域が全世界に拡大されており、日本を含むアジア太平洋地域からも応募できる。応募の締め切りは10月2日。

 「スタートアップチャレンジ」の目的は、AWSのクラウド基盤上で事業を展開するスタートアップ企業の認知を高めること。応募した事業の独創性、創造性、長期的観点からの成功可能性と拡張性といった観点や、市場のニーズへの対応が審査対象になるという。

 コンテスト応募条件は、年間収入ならびに外部資金がそれぞれ1000万ドル以下であること、応募案件にAmazon EC2(Elastic Cloud Compute)やAmazon S3(Simple Storage Service)など、AWSのクラウドソリューションを使用していることの2つ。また、これらの応募条件を満たす参加者には、25ドル相当のAWSサービスクレジットが与えられ、参加者はエントリー後すぐ、AWS上で事業に必要なインフラを構築できるとしている。

 なお、北南米地域、アジア太平洋地域、欧州、中近東およびアフリカの各地域から、計15の準決勝進出者を選出する予定で、セミファイナリストには2500ドル相当のAWSサービスチケットが、さらにこの中から選ばれる決勝進出者(グローバルファイナリスト)には、1万ドル相当のAWSサービスチケットの提供と、11月に開催される最終選考会および授賞式への招待といった特典が与えられる。

 そして最優秀賞(グローバル・グランプリ)の受賞者には、現金5万ドルと、5万ドル相当のAWSサービスチケット、一年間のプレミアムサポートサービスと技術的指導がAWSから提供されるのみならず、Amazon.comによる出資機会の可能性も得られるとのこと。

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