マクニカネットワークスと富士通SSL、VMsafe対応セキュリティソリューションの分野で提携


 マクニカネットワークス株式会社と株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は1日、マクニカネットワークスが代理店として扱っているジュニパーネットワークス製のセキュリティソリューション「vGW Virtual Gateway」の販売で提携すると発表した。

 vGW Virtual Gatewayは、仮想環境の特性を考慮して設計されたセキュリティソフト。セキュリティ向けに提供されているAPIのVMsafeを用いて、各仮想マシンの詳細情報を取得し、強制措置やアラート発行が必要になった際に、状況に応じて防御機能を適用するという。

 また、外部からの不正通信だけでなく、仮想マシンから仮想マシンへの攻撃や、仮想マシンからハイパーバイザーへの攻撃といった、仮想環境特有の攻撃に対しても防御可能。さらにハイパーバイザーのカーネルに組み込むVMsafe Fast-Pathに対応しているため、従来型のセキュリティ設計で問題となっていた折り返し通信によるオーバーヘッドが発生せず、パフォーマンス劣化を最小限に抑えられるとのことだ。

 なお両社は販売パートナーとして、仮想化システムを導入している企業、大学や官公庁などのエンドユーザーをはじめ、データセンターなどのクラウドサービスを手がける事業者に向けて、仮想環境に最適なセキュリティソリューションを提供していくとしている。

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(石井 一志)
2011/8/1 11:43