EMCジャパン、実環境で重複除外の効果を検証する無償診断サービスを提供


 EMCジャパン株式会社は17日、企業のバックアップ環境において重複除外(重複排除)機能の効果を確認する「無償バックアップ環境診断サービス」を発表した。同日より提供を開始している。

 「無償バックアップ環境診断サービス」は、企業の実環境で重複除外機能を試用し、その効果を測定・レポートする無償のサービス。実行にあたっては、ヒアリングシートを用いて、顧客企業のバックアップ環境をヒアリングし、最長1週間程度の期間でアセスメントを行う。この結果、重複除外技術が実環境でどの程度効果があるかを明確化。あわせて、顧客企業におけるバックアップの課題が分析され、そのレポートをもとに、EMCジャパンのバックアップ専任エンジニアが報告会を実施する。

 実際のサービスでは、「バックアップ・アセスメント」と「データ重複除外アセスメント」の2種類のツールが提供される。

 前者は、既存のバックアップ環境がどのような状況なのかを検証するもので、バックアップソフトのバージョン、クライアント数、期間内のバックアップデータ総容量などを調査し、容量グラフレポート、バックアップジョブ/性能分析、容量分析などを行う。

 一方後者では、既存バックアップ環境で、EMCジャパンの重複除外ソフトを用いて、バックアップデータの重複除外率を検証する。レポートとしては、初回時の圧縮率、処理時間/2回目以降の平均圧縮率、平均処理時間や、容量推移レポート、容量グラフレポートなどが提供されるとのこと。


データ重複除外アセスメントのレポートサンプル
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