NTTデータ、Exchangeメール環境を企業内クラウドで提供するサービス


 株式会社NTTデータは25日、エンタープライズ向けメールシステム「BizXaaS Office Exchangeメールサービス」の提供を開始した。

 Exchange ServerをNTTデータの国内データセンター上からプライベートクラウドとして提供するもので、OutlookもしくはWebブラウザからアクセスできる。

 パブリッククラウドとして提供するサービスも提供済みだが、今回の新サービスでは顧客の社内ネットワークの一部として提供するため、より安全な環境で利用できる。また、拠点に分散しているメールサーバーを集中管理できるとともに、バッチ適用や容量拡張などの繁雑な運用作業が不要となるのがメリット。

 利用者は、さまざまなデバイスからOutlookもしくはWebブラウザからアクセスし、メール、スケジュール、アドレス帳をネットワーク経由で利用できる。

 セキュリティ面では、メールウイルス検知・駆除を標準機能で提供するほか、スパムメール対策、メールログ取得、メールアーカイブ、メールフィルタ、メール監査、モバイルメール、Webメールなどの機能もオプションで提供。既存のメールサーバーからの移行支援やID連携などについても個別対応する。

 今後、「BizXaaS Office」シリーズでは、DR(災害時のデータ復旧サービス)の提供や、グローバルでのサービス展開を視野に、さらなるサービス拡充に取り組んでいく。

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