大塚商会とアシスト、中堅・中小企業でのBI活用を支援するソリューション


 株式会社大塚商会と株式会社アシスト、株式会社OSKの3社は21日、ERPとBIを組み合わせ、中堅・中小企業向けのデータ活用を支援する「ERP BIソリューション」を発表した。22日より大塚商会が提供を開始する。

 「ERP BIソリューション」は、企業が持つ情報を分析し、迅速な経営判断や現場レベルでの見える化を支援するソリューション。OSKが開発したERPシステム「SMILE BS」と、アシストが販売するクリックテック製のBIツール「QlikView」を組み合わせて構成される。

 またQlikViewで用いる分析パターンを、大塚商会がこれまでに培ったノウハウを生かし、アシストと共同で作成しているので、専門の担当者がいない中堅・中小企業でも、営業担当者別の売り上げと粗利の相関、業績への貢献度分析など、きめ細かな各種分析や分析時間の短縮が可能になるという。

 加えて、データマートやキューブなど集計用データの作成、データベースの連携設定、画面作成など、導入準備において大きな負担となる作業を効率よく行うために、データベースとの連携設定や画面をあらかじめ用意し、導入コストの抑制を実現している。

 なお3社では今後も、BIソリューションにおいて協力を進め、製造業やアパレル業、
食品業など、大塚商会が提供する「SMILE BS」の業種向けテンプレートに対応した分析パターンを、順次提供する予定だ。

 ラインアップには、「ERP BIソリューション(販売管理)」「同(会計)」「同(人事給与)」を用意しており、価格はそれぞれ390万8000円(税別)から、270万8000円(税別)から、310万8000円(税別)から。なお、すでにSMILE BSを利用中の顧客向けには、QlikViewと分析パターンを合わせた「QlikView for SMILE」を、190万8000円(税別)からの価格で提供する。

【7/22 訂正】
初出時、プレスリリースに基づき「ERP BIソリューション(会計)」の価格を207万8000円(税別)としておりましたが、大塚商会より価格の訂正がありましたので、記事中の記載も変更いたしました。


ダッシュボード(TOP画面)の例商品-売上粗利相関図の例
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(石井 一志)
2011/7/22 06:00