MSYS、韓国RSUPPORTのPC遠隔操作ソフト「リモートビュー」を提供


 丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)は、韓国RSUPPORTと販売代理店契約を締結し、RSUPPORTのPC遠隔操作ソフト「リモートビュー」を20日より販売開始すると発表した。Webブラウザを用いた遠隔操作に対応し、iPhone/iPadやAndroid端末からも操作が可能という。

 「リモートビュー」は、インターネットを経由して遠隔地のPCを操作するためのソフト。「リモートビュー・サーバ」ソフトをインストールした専用サーバーを経由して、操作される側のPCへ接続する仕組みで、操作する側のWindows PCから専用Webサイトにログインすると、遠隔地にある、操作される側のPCを、あたかも目の前にあるかのように操作でき、在宅勤務に最適という。また、スマートフォンにも対応しており、専用アプリケーションをインストールすることにより、遠隔地のPCへアクセスすることができる。

 遠隔操作機能としては、デスクトップ共有とマウス/キーボード操作以外に、双方向のペン描画、URL転送、ファイル転送、テキスト/音声チャットなどを備え、シャットダウン、再起動、Ctrl+ALT+Delキーでの遠隔操作も可能。セキュリティ面では、さまざまなOS・ネットワーク環境で既存システムの設定変更が不要な高い接続性を持つほか、二重のログイン認証、AES 256ビットのSSL暗号化による高い安全性を実現しているとのこと。

 利用にあたっては、操作される側のPCへ、事前にエージェントソフトをインストールし、電源を入れておく必要があるが、vPro搭載のPCであれば、電源オン/オフの遠隔操作にも対応できる。

 一方、「リモートビュー・サーバ」には、複数のPCをリアルタイムでモニタリングしたり、グループや権限を設定したりする管理機能が提供されており、管理者の運用を支援するとしている。

 なお「リモートビュー・サーバ」は、ユーザー社内に設置するオンプレミス形式以外に、RSUPPORTのサーバーをSaaSとして利用する形式と、MSYS提携のデータセンターにホスティングする形式でも提供されるとのこと。

 対応OSは、クライアント側がWindows 7/Vista/XP、サーバー側がWindows Server 2003以降(推奨はWindows Server 2008以降)。

 価格は、「リモートビュー・サーバ」が12万5000円(税別、10エージェント)から、「リモートビュー」が1万2000円(税別)/エージェント。MSYSでは、初年度3億円の販売を見込んでいる。

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(石井 一志)
2011/7/19 18:05