エントリー向けの6Gbps SATA/SAS対応RAIDコントローラ「Adaptec RAID 6Eシリーズ」


Adaptec RAID 6Eシリーズ

 ピーエムシー・シエラジャパン株式会社は12日、エントリー市場向けの6Gbps SATA/SAS RAIDコントローラボード「Adaptec RAID 6Eシリーズ」2製品を発表した。エントリー市場向け製品としては初めて、DRAMキャッシュを搭載した点が特徴とのことで、内部4ポートの「Adaptec RAID 6405E」と、内部8ポートの「Adaptec RAID 6805E」がラインアップされている。

 Adaptec RAID 6Eシリーズは、低価格ながらもHBAとハードウェアRAID機能を搭載したRAIDコントローラ。エントリークラスながら、実績のあるPM8013 SRC 6Gbps RoC(Raid-on-Chip)とARC RAIDスタックをベースに製品化されており、ソフトウェアRAIDや、DRAMキャッシュのないハードウェアRAIDの課題を解決するとともに、パフォーマンスを大きく向上させるという。

 新製品のうちAdaptec RAID 6405Eは、内部4ポートを備えたRAIDコントローラボードで、インターフェイスはPCI Gen2 x1。一方のAdaptec RAID 6805Eは、内部8ポートを備えており、インターフェイスはPCI Gen2 x4接続を採用している。いずれも、128MBのキャッシュメモリを搭載しているほか、従来のRAIDコントローラと共通のGUI、管理ツールにも対応した。

 製品はケーブルなし(シングル)、あるいはケーブル付き(キット)の両形態で提供され、価格はオープンプライズ。

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(石井 一志)
2011/7/12 12:00