日立情報、中小企業向けクラウドサービス「Dougubako」をスマートフォンに対応


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は14日、中小企業向けクラウドサービス「Dougubako」のSaaS型である「仮想アプリケーション提供タイプ」において、スマートフォンやタブレット端末から利用できるオプションメニューを追加すると発表した。Android 2.xを搭載する端末が対象で、同日より提供を開始する。

 Dougubakoは、業務アプリケーション環境などを日立情報のデータセンターから提供するクラウドサービス。インターネット経由でユーザー専用の仮想デスクトップ環境と業務アプリケーションをあわせて提供する「仮想クライアント/サーバ提供タイプ」と、一般的なSaaS形式でアプリケーションを提供する「仮想アプリケーション提供タイプ」が用意されている。

 今回はこのうち「仮想アプリケーション提供タイプ」において、Android端末から利用できるオプションメニューを追加した。データの変換やコピーをすることなく、PCと同じアプリケーションを、そのままAndroid端末から操作・参照できるという。また、作成したデータは日立情報のデータセンターに格納されるため、端末の紛失や盗難などによる情報漏えいのリスクも軽減できるとのこと。

 加えて、Android端末の操作性を維持しており、タッチパネルによる操作性や画面の解像度などを劣化させることなく、アプリケーションを利用できるとしている。

 このほか今回は、「仮想デスクトップサービス」において、新商品情報やキャンペーン情報などの配信に活用できる、メールマガジン配信サービスが追加された。こちらは、8月の提供開始を予定しているとのこと。

 日立情報では、Dougubakoについて、2012年度末までに1000社への導入を見込む。

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