NRIセキュア、メール誤送信防止ソフトのLotus Notes対応版~ゲートウェイなしで導入可能


Lotus Notes対応版の画面イメージ

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(NRIセキュア)は29日、メール誤送信防止ソフト「SecureCube/Mail Adviser」のLotus Notes対応版を7月より販売開始すると発表した。また同時に、SMTPおよびExchange Serverに対応した通常版の機能も強化を図っている。

 SecureCube/Mail Adviserは、メール送信者のPC上で動作する、スタンドアロン型のメール誤送信防止ソフト。メールソフトで通常の送信操作を行うと、ポップアップ画面が自動的に起動し、内容を再確認してから送信することで、うっかりミスが原因の誤送信リスクを最小化するという。

 具体的には、「あて先」「件名・本文」「添付ファイル」などの確認が可能で、「ヘッダーからの個人情報漏えい防止」「To、Ccへの大量アドレス入力時の警告」「ファイル添付誤りの防止」「意図しないあて先への送信防止」といった機能も提供されているとのこと。

 今回提供されるLotus Notes対応版では、SecureCube/Mail Adviser通常版の特徴を受け継ぎ、新たなゲートウェイを構築することなく、Lotus Notes環境での誤送信リスクを減らせるのが特徴。日本語、英語、中国語(予定)をサポートし、グローバル環境での利用にも対応する。

 サポートする環境は、Lotus Notes 8.0/8.5のBasic/Standard。価格は1ユーザーあたり4500円(税別)、保守料金が1ユーザーあたり900円(税別)/年。

 一方の通常版では、NRIセキュアの情報資産識別・整理ソフト「SecureCube / Labeling」を用いて個々の電子ファイルに付与した、機密度や属性についての情報を参照し、それを元に警告したり送信をブロックしたりする機能を搭載した。

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(石井 一志)
2011/6/29 12:15