日商エレ、自宅PCをシンクライアント化する在宅勤務支援ソリューション


 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は23日、在宅勤務を支援するソリューション「NomadGate for USB Thin Client」を発表した。夏の節電対策、健康対策に向けた在宅勤務で利用できるほか、災害時やパンデミック時に自宅での業務継続を可能にするという。

 NomadGate for USB Thin Clientは、企業ユーザーが、自宅からオフィスのPC環境へ安全にアクセスできるソリューション。自宅のPCにUSBメモリ型のシンクライアントデバイス(USBキー)を挿し込むことにより、自宅PCを一時的にシンクライアント化し、VPN経由でオフィスのPC環境へ安全にアクセスできるようにする。これによって、オフィスにいる状態と同じ感覚で、自宅から業務やコミュニケーションを行えるという。

 USBキーには、本人認証が可能な「指紋認証型」、USBキーの管理機能に強い「管理特化型」、Webアプリケーションやファイルサーバー利用に特化した「アクセス操作限定型」の、異なるニーズに対応した3種類を用意した。このうち「管理特化型」では、専用サーバーを配置することにより、クライアントのアクセス制御、紛失・盗難時のUSBキーロックなどを実現でき、また専用サーバーからUSBキーの設定を行えるので、管理者の負荷軽減が可能になるとしている。

 なお日商エレでは、仮想化技術を用いて、オフィスのPC環境をデータセンターのサーバー上に集約するVDIソリューションも提供している。このソリューションによってPC環境を集約すれば、オフィス環境のセキュリティレベルを高めるとともに、遠隔地のデータセンターへの集約による、事業継続性の向上も見込めるとのことだ。

 価格は、100USBキーの場合で約400万円(税別)から。


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