ニコニコ動画のネットワーク基盤にジュニパー製品を採用


 ジュニパーネットワークス株式会社(以下、ジュニパー)は16日、株式会社ドワンゴのデータセンターのネットワーク基盤に、3Dユニバーサル・エッジルーター「MXシリーズ」、イーサネットスイッチ「EXシリーズ」を導入したと発表した。

 導入環境は、動画コミュニティサイト「ニコニコ動画」などのコンテンツを安定的にユーザーに提供するためのネットワーク基盤。ドワンゴは2009年にデータセンターのエッジルーターとして「MX480」を導入しているが、導入後の運用においてキャリアクラスの高い信頼性と拡張性を評価し、コアネットワークに「MX960」を、サーバーファームに「EX4200シリーズ」および「EX4500」を新たに導入した。

 「MX480」と「MX960」を他社製スイッチとともにリンクアグリゲーション構成にし、また「EX4200シリーズ」に搭載された独自の仮想化技術である「バーチャル・シャーシ」機能も活用するなど、先端技術を生かして高信頼・広帯域のネットワーク環境を実現しているという。

 このほか、データセンター内部のファイアウォールを構成する要素として、サービスゲートウェイ「SRX240」も導入。ドワンゴ ニコニコ事業本部 企画開発部の佐藤哲也氏は、「ジュニパー製品は、単一のJunos OSを基盤にしているので、複雑なバージョン管理が不要。機能面でもコミット機能により、設定内容を事前に確認した上で機器に反映できるので安心感がある」と述べている。

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