日立TO、プロジェクト管理や情報共有を支援するSaaS「OnSchedule」


ドキュメント管理画面のイメージ
進ちょく管理画面のイメージ

 株式会社日立東日本ソリューションズ(以下、日立TO)は14日、プロジェクト管理や情報共有を支援するクラウドサービス「OnSchedule」を発表した。企業間ビジネスメディアサービス「TWX-21」のSaaS事業支援サービスを利用した、SaaSメニューの1つとして提供され、6月16日からサービスの申し込みを受け付ける。

 OnScheduleは、グローバルでの組織間におけるプロジェクト管理で必要とする、ドキュメント、スケジュール管理の共有やコミュニケーションを支援するサービス。プロジェクトの進ちょく状況、成果物や担当者間で発生するQ&Aといった、プロジェクトを効率的に進めるうえで役立つ情報を、リアルタイムに共有できる。

 具体的には、ガントチャートを利用してプロジェクトのスケジュールを立案できるほか、日々の作業実績を記録することにより、進ちょくの管理も行える。さらに、ドキュメント管理機能によってドキュメントのバージョン管理を実現しており、過去のバージョンを含めた体系的な一元管理や、メール添付が困難な大容量ファイルを共有できるので、拠点間での情報のズレを防止可能という。

 また、OnScheduleを運用するTWX-21は、国内の堅牢なデータセンタに設置されたクラウドサービス提供の拠点「Harmonious Cloudセンタ」で運用され、十分なセキュリティ対策が施されている。このため、入力された重要なデータやネットワーク保護を目的として、ユーザー自身が過剰な投資を行わなくても、安心して使用できるメリットがあるとのこと。

 さらには、クラウドサービスで提供されていることから、国内や海外などの分散した環境で運営されているプロジェクトでも情報共有が可能。日本語・中国語・英語の画面インターフェイスが提供されているため、3カ国語が混在するデータも入力できるとしている。

 価格は月額1万500円からで、サービス提供は7月11日より開始される予定。

 なお日立TOは、調達・設計・情報システムといった部門など、複数の企業・拠点・部門で情報共有を行う企業に向けてOnScheduleを販売する計画で、日立TOも連携して、3年間で500件の契約を目指す。また日立では、OnScheduleをSaaS事業支援サービス適用の第1弾として推進し、製造・流通業向けマーケットプレースを拡充するとのことだ。

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