ネットアップ、災害対策アセスメントを期間限定で無償提供


レポートイメージ

 ネットアップ株式会社は8日、企業データの災害対策(DR)アセスメントを期間限定で無償提供すると発表した。

 同無償プログラムでは、企業のIT担当者にヒアリングを実施したうえで、DR対策の実態を総合評価し、抽出した課題の中から優先度の高い課題解決に向けた方針とアクションアイテムを提示する。

 アセスメントの観点は以下の通り。

カテゴリ内容
現状のデータセンターメイン、及びDRデータセンターのロケーションや、データセンター設備に関する情報、ロケーション決定の背景等
現状のシステム構成DR対象の業務、サーバ(台数、構成)、ストレージ(データ容量、SAN、NAS)、ネットワークの概況
現状のDR想定事象・シナリオ、DR実施範囲、DR実施方式、設定されているサービスレベル(RTO、RPO)と運用の概況
現状のバックアップバックアップ実施範囲、バックアップ方式、バックアップデータ保管状況、設定されているサービスレベルと運用の概況
今後のIT計画今後のITに関する戦略や計画等(実施計画年数や概算など)
今後のDR方針DRに関する今後の予定(パブリッククラウドサービスの利用など)

 担当者へのヒアリング(約2時間×1回)、レポート作成(約1週間)、レポート提出と報告会(約1時間×1回)の流れで行われる。成果物には「DR実施レベルの総合評価」「確認できた課題」「課題の中で特に優先的に実施すべき項目の抽出」「課題解決に向けた方針とアクションアイテム」が含まれる。

 受付期間は6月8日~8月31日。適用条件と対象は、自社のDR状況をおおむね理解し、ヒアリングに回答いただくことが可能であること。ネットアップ製品を利用しているかは問わない。

関連情報
(川島 弘之)
2011/6/8 16:20