日本ユニシス、社内設置型プライベートクラウドの構築パッケージ「U-Cloud @IPCP」


 日本ユニシス株式会社は1日、ICTサービス「U-Cloud」のラインアップに、プライベートクラウドパッケージ「U-Cloud @IPCP」を追加すると発表した。自社の環境内にプライベート環境を設置するためのパッケージで、第1弾として「プライベートクラウド基盤パッケージ」を提供する。

 U-Cloud @IPCPは、自社環境にプライベートクラウド環境を設置するためのパッケージ。その第1弾として提供される「プライベートクラウド基盤パッケージ」は、社内でのプライベートクラウドの構築に必要な、ハードウェア機器、仮想化や管理のソフトウェア、基本的な導入サービスなどをパッケージ化したもので、シスコ、ネットアップ、ヴイエムウェアといったベンダーの製品を中心に構成される。

 導入サービスとしては、機器の組み立てとソフトウェアのインストールを行い、標準構成の設定を事前に実施した状態で出荷することで、迅速に利用を開始できる点がメリット。企業はこれを利用することで、社内に点在するサーバーを仮想化・統合化し、コストや電力などを削減可能で、本格的な社内クラウドサービスを実現できるとしている。

 また、U-Cloud IaaSをはじめとする利用型クラウドサービスとの連携オプションが用意され、自社内のプライベートクラウドとパブリッククラウドを統合し、用途に応じて使い分ける、といった利用法にも対応するとのこと。

 価格は3650万円(税別)からで、仮想サーバー最大20台、ストレージ容量2TBの環境が最小構成となる。

 なお日本ユニシスでは「U-Cloud @IPCP」の売り上げとして、今後3年間で60億円を見込んでいる。

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