日立中国と中国Infoholdがデータセンター事業で協業


 株式会社日立製作所(以下、日立)の中国現地法人である日立(中国)有限公司(以下、日立中国)は30日、中国の北京智控美信信息技術有限公司(以下、Infohold)と協業すると発表した。データセンターのシステム構築から運用までをサポートする、戦略的パートナーシップを締結している。

 日立が提携したInfoholdは、中国吉林省内でサービスを提供するデータセンター事業者。今後も中国で高いニーズが望まれるデータセンターサービスに対応するため、第2期大規模データセンターを吉林省吉林市に新設するが、このデータセンターに日立の「外気冷房システム」を採用するという。

 同システムは、日立の半導体工場で培ってきたクリーンルームにおける高精度な外気処理制御技術と、フィルタリング技術を活用したもの。これを採用することにより、PUE(Power Usage Effectiveness) 1.3以下のデータセンターを日立が設計し、Infoholdの省電力への取り組みを支援するとした。さらに完成後は、センターの運用に関しても日立がコンサルティングを実施し、運用の効率化・高度化を進めていく予定。

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(石井 一志)
2011/5/31 06:00