ラトックシステム、指紋認証を一元管理できる「OmniPass EnterPrise Edition V2」


 ラトックシステム株式会社は25日、指紋情報の一元管理が可能な指紋認証システムソフト「OmniPass Enterprise Edition V2」の受注販売を開始した。価格はサーバー用製品が15万円、クライアント用製品が5ライセンス4万円から(いずれも税別)。対応OSはサーバー用がWindows Server 2008 R2/2008/2003、クライアント用がWindows 7/Vista/XPおよびWindows Server 2008 R2/2008/2003。

 「OmniPass Enterprise Edition V2」は、社内ネットワークに接続したPCで、指紋認証によるログインや暗号化データの共有を実現するクライアント・サーバーソフト。Windowsログインやパスワード付きウェブのログオン、暗号化ファイルの作成・復元などで、パスワード認証の代わりに指紋認証が利用できる。

 サーバー用製品の「OmniPass Enterprise Edition V2 サーバパック」は、Windows Server機にインストールし、指紋認証に関する情報を一括管理する。ユーザー情報を保存して指紋の照合に利用するだけでなく、各ユーザーの権限の設定や、イベントログによるアクセスの監視機能などを備える。

 クライアント用製品の「OmniPass Enterprise Edition V2 クライアント」は、5ライセンスから100ライセンスまでの5種類の中から選択が可能。

 指紋を読み取るための指紋センサーは別売りで、ラトックシステム製のUSB接続指紋センサー「SREX-FSU2」「SREX-FSU1G」が対応。また、ノートPC搭載の指紋センサーは、UPEK/Authentec製のセンサーに対応する。

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(三柳 英樹)
2011/5/27 16:02