CA、アクセス管理ソフトにユーザー作業を自動記録する新機能


 CA Technologiesは17日、アクセス管理ソフト「CA Access Control Premium Edition」のオプション機能として、ユーザーの作業を自動で記録する「Session Recording」を発売した。CA Access Control Premium Editionの特権/共有ユーザーIDを必要な時に貸し出す「パスワード貸出」機能とSession Recordingを組み合わせた、期間限定の「特権ID管理自動化パック」も6月1日より提供する。

 CA Access Control Premium Editionは、「アクセス制御」「ログ管理」「特権ユーザー・パスワード管理」「キーロガー機能」などを備えたアクセス管理ソフト。このオプション機能として今回提供されるSession Recordingは、セッションのレコーディングおよびプレイバック機能により、実際に実施されたオペレーションを事後に確認できるオプション。レコーディングしたセッションをほかのログを合わせて一元管理できるのが特徴となる。

 参考価格は、5ライセンスで50万円(税別)、サイトライセンスが500万円(同)。CA Access Control Premium Editionの保有が前提で、導入数によって価格は変動する。

 併せて、特権/共有IDのパスワード貸出機能とSession Recordingを組み合わせた特権ID管理自動化パックを6月1日~11月30日までの期間限定で提供し、企業の監査効率化を支援する。

 パスワード貸出機能は、例えばUNIXなどで特権IDを使用したい場合に、パスワード発行申請・承認を経ることで、一時的に利用可能なワンタイムパスワードを自動生成する機能。承認ベースでパスワードを管理することで、特権IDの不正使用を防げるものだ。

 特権ID管理自動化パックでは、この機能とSession Recordingを組み合わせることで、ユーザー貸し出し申請を自動化し作業効率を上げるほか、貸し出したユーザーIDによる作業履歴を録画し「誰が何をしていたか」まで確認可能にするという。

 価格は20管理対象までで480万円(税別)。

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