【速報】レノボ、ThinkPad史上最薄の13.3型モバイルノートPC「ThinkPad X1」

通常電圧版のSandy Bridgeを搭載


ThinkPad X1

 レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は17日、モバイルノートPC「ThinkPad X1」を発表した。歴代のThinkPadで最薄となる最大21.3mmの薄さを実現しつつ、スタイリッシュなデザインを採用。さらに、通常電圧版のCPUを搭載することで、モバイルノートPCながらも十分な性能を確保している。

 Think Pad X1は、モバイルノートPC「ThinkPad Xシリーズ」の最新モデルで、1366×768ドット表示可能な13.3型液晶(LEDバックライト付き)を搭載。ディスプレイを覆うガラスにはコーニング社の「Gorilla Glass」を採用し、このガラスとマグネシウムロールケージとでLCDをサンドイッチする構造により、高いレベルの堅牢性を実現した。

 また筐体の薄型化にあたっては、冷却ファンも寄与しているという。レノボでは、ふくろうの羽からヒントを得て開発された「フクロウFAN」を開発してきたが、今回はその第5世代として、もっとも薄く、かつ静かなFANを開発してThinkPad X1に搭載したため、いっそうの薄型化を実現できたとのこと。

 CPUには、Sandy Bridge世代の通常電圧版CPUであるCore i5-2520M(2.50GHz)あるいはCore i3-2310M(2.10GHz)を、チップセットにはモバイルインテルQM67 Expressを採用。最大4GBのDDR3メモリと、2.5型の128GB SSDもしくは320GB HDDを搭載する。キーボードはLEDバックライト付きで、ThinkPad Edgeシリーズなどで採用されているアイランド型を、さらに使いやすく改善した。

 インターフェイスは、USB 3.0、USB 2.0、USB 2.0/eSATAコンボ、4-in-1メディアカードリーダー、HDMI、DisplayPort、音声入出力などを搭載し、通信機能は1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、Centrino Advanced-N+WiMAX(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetoothを備える。このほか、Webカメラやセキュリティチップも搭載した。

 構成例として、Core i3-2310M(ビデオ機能内蔵)、2GBメモリ、320GB SATA HDD(7200rpm)、Windows 7 Professional(32ビット版)といった構成の「12912BJ」は19万7400円。

 また、Core i5-2520M(ビデオ機能内蔵)、4GBメモリ、128GB SSD、Windows 7 Professional(64ビット版)といった構成の「129128J」が21万8400円となる。

 サイズと重量は、幅337.0×奥行き231.1×高さ16.5~21.3mm、約1.69kg。バッテリは4セルのリチウムイオンで、SSDモデルは最大約5.8時間、HDDモデルは最大約5.0時間のバッテリ駆動に対応する。なおバッテリについては、30分で電池容量の80%を充電できる点も特長という。

 なお同日には、製品発表会も開催されており、クラウド Watchでも、後ほどこのレポートをお届けする。

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(石井 一志)
2011/5/17 15:46