日本オラクル、異なるアプリの統合を支援する基盤「AIA 3.1」~開発生産性の向上支援機能などを強化


 日本オラクル株式会社は10日、異種アプリケーション統合基盤の新版「Oracle Application Integration Architecture(AIA) 3.1」を発表した。同日より提供を開始する。

 Oracle AIAは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)を用いて、自社・他社の製品やシステムを連携させるための基盤ソフトウェア製品群。自社同士、あるいは自社・他社の特定の製品間を連携できるよう、必要な設定・項目を事前に定義した「プロセス統合パック」を中心に、複数のコンポーネントから構成されている。

 今回は、19種類のプロセス統合パックが、自社のミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware 11g」に対応。事前に定義された業務プロセスを活用することにより、業務プロセス単位での効率的な連携を実現するという。

 またOracle Fusion Middleware 11gに対応したため、SOAに関する技術要素を連携するための技術標準「SCA(Service Component Architecture)」に準拠した設計や開発をサポート。単一の開発画面で、プロセス統合パックで提供されるビジネスプロセスの全体を確認しながら、簡単な操作で設計や開発を行える。

 さらに、システムにより異なるデータ形式や通信プロトコルの定義を自動生成するツール「Oracle AIA Service Constructor」を活用可能になったことで、システム統合時に必要な開発作業を大幅に効率化するとしている。

 加えて、プロセス統合パックに3種類が新たに追加されている。

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