NECネクサ、クラウド指向の「仮想化ホスティングサービス」を発売


 NECネクサソリューションズ株式会社(以下、NECネクサ)は9日、中堅・中小企業向けにクラウド指向のホスティングサービス「仮想化ホスティングサービス」を販売開始すると発表した。

 仮想化ホスティングサービスは、NECのデータセンター上に構築されているITリソースを貸し出すサービス。複数のユーザーでリソースを共有するため、高品質な基盤を自社導入時より安価に利用できる点が特長という。

 ラインアップには、SI構築やシステム運用も支援するサービスと、サービス提供準備期間を最大限短縮したサービスを用意。基幹業務をクラウド環境で稼働させたい、短時間でクラウド事業を立ち上げたい、といったいずれのニーズにも対応するとしている。

 また、これらのサービスを利用するためのネットワークについては、インターネット経由、インターネットを利用したSSL-VPN経由、NECネクサの閉域網を使ったクラウドアクセスライン経由、と3つの経路を用意している。

 価格例は、仮想CPU×1、1GBメモリ、40GBディスクの1仮想サーバーあたり、月額9000円(税別)から。NECネクサでは、3年間で1000社への販売を目指している。

 なお、5月11日より東京ビッグサイトで開催される「クラウドコンピューティングEXPO」にも展示される予定だ。

関連情報
(石井 一志)
2011/5/9 12:43