レノボ、Sandy Bridge搭載のノートPC「ThinkPad T420/520」などを一斉発表

スタンダードノート「L420/L520」、モバイルワークステーション「W520」も


 レノボ・ジャパン株式会社(レノボ)は29日、第2世代Core iシリーズ(開発コード名:Sandy Bridge)搭載の新製品群を一斉に発表した。ハイパフォーマンスノートPC「ThinkPad T420/T520」、薄型ノートPC「ThinkPad T420s」、スタンダードノートPC「ThinkPad L420/L520」、モバイルワークステーション「ThinkPad W520」などを発売する。

 新製品は、32ビット版のWindows 7 Professional(ThinkPad W520のみ64ビット版)と、独自のOS最適化技術「Lenovo Enhanced Experience 2.0 for Windows 7」を搭載し、OSの起動や終了を高速化。また省電力マネージャーに「ピークシフト機能」が搭載されているため、バッテリ駆動とACアダプタ駆動のスケジュールを設定することによって、電力消費量がピークに達する時間帯の電気の使用を、自動的に避けられるという。

 

ハイパフォーマンスノートPC「ThinkPad T420/T520」

ThinkPad T520

 ThinkPad T420/T520では、CPUをデュアルコアのCore i5-2520M(2.5GHz)あるいはCore i3-2310M(2.1GHz)から選択でき、オプションでクアッドコアのCore i7-2820QM(2.3GHz)も用意されている。チップセットはモバイルインテルQM67 Expressを採用するほか、DVDスーパーマルチドライブを搭載し、最大500GBのHDD、最大8GBのDDR3メモリを搭載できる。オプションでは、NVIDIA NVS 4200M with Optimus Technology 1GBや、最大160GBのSSDも選択可能という。

 液晶はいずれもフルHD表示可能なワイド型(LEDバックライト付)で、サイズはThinkPad T420が14型、ThinkPad T520が15.6型。バッテリは6セルのリチウムイオンを採用し、それぞれ最大約8.5時間、最大約6時間のバッテリ駆動に対応する。

 サイズと重量は、ThinkPad T420が幅340.5×奥行き233×高さ30.1~30.5mm、2.24kg。ThinkPad T520が幅372.8×奥行き245.1×高さ31.8~35.6mm、2.6kg。

 直販価格はT420が12万9150円から、T520が12万3900円から。


薄型ノートPC「ThinkPad T420s」

ThinkPad T420s

 ThinkPad Tシリーズの中でも薄型筐体のThinkPad T420sは、最高1600×900ドット表示可能な14.0型液晶(LEDバックライト付)を搭載し、CPUにCore i5-2520Mを、チップセットにはモバイルインテルQM67 Expressを採用。DVDスーパーマルチドライブを搭載するほか、最大320GB HDD、最大8GBのDDR3メモリを搭載可能で、オプションでは最大160GBのSSDも選択できる。

 バッテリは6セルのリチウムイオンで、最大約4.9時間のバッテリ駆動時間に対応。サイズと重量は幅343.0×奥行き230.1×高さ21.2~26.0mm、1.8kgとなっている。

 直販価格は19万9500円から。


スタンダードノートPC「ThinkPad L420/L520」

ThinkPad L520

 ThinkPad L420/L520では、CPUをCore i7-2620M(2.7GHz)、Core i5-2520M、Core i3-2310Mなどから選択可能。チップセットはモバイルインテルHM65 Expressを採用するほか、DVDスーパーマルチドライブを搭載し、最大500GBのHDD、最大8GBのDDR3メモリを搭載できる。

 液晶はいずれも1366×768ドット表示可能なワイド型(光沢なし、LEDバックライト付)で、サイズはThinkPad L420が14型、ThinkPad L520が15.6型。バッテリはいずれも6セルのリチウムイオンを採用し、それぞれ最大約5.5時間、同6.2時間のバッテリ駆動に対応する。

 L520の直販価格は11万4450円からで、サイズと重量は、幅380×奥行き247×高さ32~36mm、2.61kg。


モバイルワークステーション「ThinkPad W520」

ThinkPad w520

 モバイルワークステーションの最新モデルとなるW520は、最高1600×900ドット表示可能な15.6型液晶(LEDバックライト付)を搭載し、CPUにクアッドコアのCore i7-2920XM(2.5GHz)を、チップセットにはモバイルインテルQM67 Expressを採用。DVDスーパーマルチドライブを搭載するほか、最大500GB HDD、最大32GBのDDR3メモリを搭載可能で、オプションでは最大160GBのSSDも選択できる。

 GPUはNVIDIA Quadro 1000M/2000Mのいずれかを選択でき、カラーキャリブレータ機能の搭載も可能だ。

 バッテリ駆動時間は、9セルバッテリ搭載時で最大約8.8時間、6セルバッテリ搭載時で最大約6.6時間。重量は6セルバッテリ搭載時で2.67kgとなっている。

 なおThinkPad W520は、Inventor、AutoCAD、V5 R19、SolidWorks、Pro/E Wildfire 4.0、CoCreate Modeling、NX5、SolidEdge、IDEAS 5、Maya、3ds Max、AliasStudio、XSI、Production Premium、Affer Effects、ArcGISなど、主要なワークステーションISVの稼働保障認定を受けているとのこと。

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(石井 一志)
2011/3/29 13:08