ビットスター、東北・関東地方の法人向けにセカンダリメールサービスを無償提供


 ビットスター株式会社は13日、東北地方、関東地方の法人向けに、セカンダリメールサービスを無償提供すると発表した。

 現在、大きな被害を受けている東北地方や、明日から計画停電が開始される関東地方では、企業の基幹インフラともいえるメールサーバーの利用について困っている法人は多いと見られている。ビットスターでは北海道にiDCを設置しており、地震発生後もすべてのシステムが安定稼働していることから、そうした法人向けに、セカンダリメールサービスを無償提供することにしたという。

 対象は、関東・東北地方にメールサーバーを設置している法人すべてで、iDC、事務所内設置などの設置方法は問わないが、対象ドメインのDNS設定をユーザー自身で行えることが条件。

 提供される容量としては、1ドメイン1GBまでのメールスプール領域を用意する。保存期間は30日間まで。全補償型のサービスではないため、通信環境などの事情で受信できない可能性がある。また、プライマリメールサーバーが復旧後、ビットスターのサーバーにスプールされたデータは、プライマリメールサーバーに転送されるようになるとのこと。

 なお、提供できる容量には限りがあるため、先着順の受付になるとしている。

関連情報
(石井 一志)
2011/3/13 21:52