アシスト、管理者機能を強化したID管理製品の新版「LDAP Manager 5」を提供


 株式会社アシストは3日、エクスジェン・ネットワークスが開発しているID統合管理ツールの新版「LDAP Manager 5」の検証を終え、同日より提供を開始すると発表した。価格は50万円(税別)から。

 LDAP Managerは、企業内に散在するさまざまなユーザーID情報を一元管理し、集約されたユーザーID情報を社内のシステムと連携できる、ID統合管理製品。新版では、管理者向けのWebアプリケーション「管理者ポータル」が標準機能として提供され、今まで個別に提供されていた管理者メンテナンスや操作ログ・オプション、IDワークフローなどの管理機能へのシングルサインオンを行えるので、管理負荷を大きく軽減できるという。

 また管理者ポータルでは、CSVファイルのアップロードや、データの整合性チェック、差分CSVの作成などの運用プロセスが、カスタマイズなしに実装可能。実行ログの参照や、各種連携処理のデマンド実行といった管理業務も、Webブラウザから簡単に指示できるようになった。

 対応環境は、Windows Server 2008 R2 Standard Edition、Server 2008 Standard Edition SP1以降(32ビット/64ビット)、Server 2003 Standard Edition SP2(32ビット/64ビット)。

 なおアシストでは、製品の導入支援や研修サービス、プロダクトサポートに加え、企業ごとに異なるID管理の要件を可視化するための「アカウント管理要件定義サービス」など、さまざまな支援サービスを提供している。今回の新版提供にあわせ、これらの支援内容も刷新し、LDAP Manager 5をより有効活用したID統合管理の実現を支援するとしている。

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(石井 一志)
2011/3/3 18:14