日本IBM、“eコマースのクラウド化”検証支援サービス

　日本IBMは14日、クラウド上でのeコマース検証支援サービス「ECクラウド・クイックアセスサービス」を発表した。15日より提供する。

　同サービスでは、クラウド上でeコマースビジネスを展開した顧客向けに、IBMのクラウド・センターで業務要件の検討支援などを提供する。自社でテストサーバーやソフトを用意しなくても、IBMクラウド上のサンプル・ストアを閲覧しながら、機能要件や実際のユーザーインターフェイス、ならびに決済代行会社との接続環境などを確認でき、短期間にサービスを開始できるという。今後、基幹システムとの連携や、各種分析ツールも用意し、サービス拡充を図る。

　実際のeコマース構築にあたっては、IBMのユーザー中心設計（User Centered Design）の専門家が参画するのも特徴。eコマースサイトでは、ユーザーの好み、利用しやすさ、操作性などが重要となるが、実際の利用者層を想定したシナリオに基づいて、高度なユーザーエクスペリエンスを実現するという。

　サービスの流れとしては、顧客の要件に応じた評価・検証支援のフェーズから開始する。価格例は、3週間で450万円（税別）から。本番稼働に向けたeコマースの構築や再構築については個別見積もりとなる。