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客のリピート率や滞在時間をWi-Fiベースで検知・分析する「Flow-Cockpit」

 株式会社バディネットとトリノ・ガーデン株式会社は27日、店舗向け行動解析サービス「Flow-Cockpit」を発表した。客が所有するスマートフォンのWi-Fi機能をもとに、来店回数や頻度、新規客・固定客の比率などを検知・集計できる。9月1日より申し込み受付を開始する。

「Flow-Cockpit」の利用イメージ

 来店客の動向を把握するための手法として、これまでにもビーコン技術などがあったが、会員登録が必要であったり、アプリをインストールしてもらったりと、客に負荷をかけてしまうのが実情だった。

 これに対してFlow-Cockpitでは、客が所有するスマートフォンのWi-Fi(有効化されている場合のみ)をセンサーで検知し、各種データを自動で集計するのが特徴。従業員教育を改めて行う必要もないため、容易に導入できるとしている。

 集計できるデータは、来店回数、頻度、新規客・固定客の比率、店内滞在時間、店の前を通る客の入店率など。また、「店舗のどこに課題があるのか」「業務改善に直結するポイントはどこか」といった具体案を直感的に把握できるよう、数値の表記なども工夫しているという。

 Flow-Cockpitの料金は「基本パック」の初期費が20万円から。月額料金は個別見積もり。

統計データの表示例

森田 秀一