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シャープ、業界初の全方位4K3K撮影対応ネットワークカメラ「QG-B20C」

 シャープ株式会社は4日、4K3K(4064×3048ピクセル)での全方位撮影に対応した監視用Wi-Fiネットワークカメラ「QG-B20C」を発表した。4月発売予定で、希望小売価格は43万5000円(税別)。

「QG-B20C」

 独自開発の12メガピクセル1型CMOSイメージセンサーの採用により、全方位での4K3K/最大15fpsでの撮影を実現した。シャープでは業界初としている。撮影画角は水平179度、垂直135度(暫定値)。IP66相当の防水・防塵仕様により、屋外でも使用できる。

 撮影サイズは4K3K、1280×960、640×480(VGA)の3種類で、これらをすべて同時に出力できるトリプルエンコーディングに対応。例えば、常時録画は1280×960、アラーム発生時に4K3K、モニター用にVGAで配信することが同時にできる。

 ネットワーク部はIEEE 802.11a/ac/b/g/nの無線LAN(Wi-Fi)に対応。1000BASE-T対応の有線LAN端子も1ポート内蔵する。市販のUSB通信モジュールを増設することで、LTE/3G通信も可能になる予定。

 また、画像解析機能を搭載。侵入・置き去り・持ち去り・人数カウント・駐車場空きスペース・行列などを検知できるとしている。これらの検知内容をもとに、録画を開始したり、メール通知する機能も備える。

 対応OSはWindows 8.1/8/7。なお、映像保存用にSDXCメモリーカード対応スロットを3つ搭載しており、QG-B20C単体での録画が可能。将来的にはONVIF(Profile S/G)への対応も計画している

 本体サイズは220×220×99mm、重量は2.5kg(いずれも暫定値)。電源はPoE+での供給を基本とするが、屋内利用向けのACアダプターがオプションで提供される。

屋外設置金具の取付例

森田 秀一