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CTC、米SolidFireのオールフラッシュストレージ「SFシリーズ」を販売

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は19日、オールフラッシュストレージを提供する米SolidFireと、販売代理店契約を締結すると発表した。これに伴い、同日より同社のオールフラッシュストレージ「SFシリーズ」を提供開始する。

エントリーモデルのSF2405

 「SFシリーズ」は、次世代データセンターのオールフラッシュ型ストレージシステム。テナントや利用部門、アプリケーションごとにデータの入出力量を制限し、必要となる性能を管理できるため、マルチテナントでの利用に適しているのが特徴という。ストレージへの負荷や使用量が管理できるため、パフォーマンスの安定性が向上するほか、導入前のサイジング、将来の増強の見通しも容易になるとのこと。

 さらに、利用状況に応じて筐体をまたいだスケールアウトが可能になため、クラウドサービス事業者が提供するクラウドサービスの品質向上に貢献するとした。具体的には、1つのストレージシステムで、最小4ノード(35TB、20万IOPS)から最大100ノード(3.4ペタバイト、750万IOPS)まで対応できる。

 このほか、クラウド基盤ソフトウェアであるOpenStackと連携し、OpenStack上の運用管理ツールからRESTベースのAPIを介した運用も行うことが可能だ。

 CTCでは、クラウドサービスの提供や仮想化技術を使用した大規模なプライベートクラウドの構築で培ったノウハウを活用し、SFシリーズの販売からシステム構築、保守サポートまでトータルに提供する考え。大規模なデータを取り扱う企業やクラウドサービス事業者、金融機関を中心に販売し、保守サポートを含め、3年間で5億円の売上を目指すとしている。

石井 一志