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位置情報アプリ「ココシル池袋・横須賀」が公開、施設やバリアフリーを案内

 YRPユビキタス・ネットワーキング研究所(以下、YRP UNL)は19日、場所情報システムである「ココシル池袋」「ココシル横須賀」をリリースした。

 「ココシル」は、Webによる場所情報提供サイト、およびAndroid/iOSスマートフォンで動作するアプリによるシステム。各地の観光地・街・博物館などさまざまな施設の紹介や店舗の情報などが提供される。位置情報に連動して最寄りの施設紹介も可能。これまで銀座、狛江市、那須塩原市などで活用されている。

 今回、豊島区池袋および神奈川県横須賀市にてココシルによる情報提供を開始する。ココシル池袋では、池袋駅周辺と地下の施設案内を行う。地下の案内では、Bluetooth Low Energy(BLE)技術を用いたココシルマーカーによる位置検出を行い、位置情報に合わせて現在地の表示や近隣施設の検索が可能。また地下通路において大型ディスプレイによる情報提供も実施いており、ココシル池袋に登録された施設の場所の案内を行う。

ココシル池袋

 ココシル横須賀では、横須賀市における主要な観光地の情報やお土産などの店舗などを紹介する。

ココシル横須賀

 このほか、ココシル池袋・横須賀の両システムにおいて、バリアフリー情報を提供するアプリも公開する。この「ココシルバリアフリーナビ」では、ココシルに登録されている対象エリア内の施設への移動方法を提供。「車いす」「ベビーカー」「高齢者」「健常者」の4種類の案内パラメーターを設定し、「段差」「エレベーター」「トイレ」などのバリアフリー対応施設を登録することで、パラメーターに応じて適切な移動方法を提示できる。同アプリについては、Androidのみの対応となる。

川島 弘之