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宅配水のボトル補充発注のタイミングを教えてくれる「お知らせビーコン」

アプリックスが開発

 アプリックスIPホールディングス株式会社(以下、アプリックス)は18日、ウォータサーバーのボトル交換タイミングを常に把握し、ボトル補充が必要となったらスマートフォン経由で簡単に補充発注できる「お知らせビーコン」を開発した。

 ウォーターサーバーとセットで供給される宅配水市場は、かつては法人需要が中心だったが、東日本大震災以降、世帯普及率が拡大。国内の宅配水市場規模は2014年に1267億円を超える見込みで、需要は増加の一途を辿っている。一方、ウォーターサーバー利用者はボトルの補充発注がうまく管理できずに不足・余剰といった課題を抱えており、宅配水提供企業にとっても販売機会の損失になっているという。

 そこで、ボトル交換をビーコン技術で検知して、補充が必要なタイミングで発注し、配送日を指定・変更できるウォーターサーバー用の「お知らせビーコン」を開発。家庭用品向けの継続的な補充発注ソリューションとして提供する。宅配水の提供企業にとっても顧客満足度の向上による追加受注の拡大、解約リスクの軽減、受注作業効率の向上、利用者の水利用頻度・傾向が把握できることがメリットになるという。

 アプリックスでは、消耗品や関連商品の販売の伴う収入からのレベニューシェアにより、ビーコン販売による収益だけでなく、継続的な収益を生むビジネスとして、より高い収益性を期待できる成長要因として「お知らせビーコン」を位置づける。現在、家庭用品だけでなく、オフィス・工場向け製品など、国内外のメーカーとともに「お知らせビーコン」を搭載したさまざまな製品の開発を進めているという。

川島 弘之