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日本HP、マルチチャネル対応の顧客コミュニケーション管理ソリューションを強化

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は19日、マルチチャネル対応のカスタマーコミュニケーション管理(CCM)のポートフォリオ「HP Exstream」において、ソフトウェア2製品「HP Exstream Design & Production 9.0」「HP Exstream Empower Editor」を追加すると発表した。

 CCMソリューションの「HP Exstream」では、顧客へのコミュニケーションに既存のデータや分析によるインサイトを活用することで、顧客ひとりひとりに対し、最適な内容とデザインにパーソナライズして、さまざまなデバイスとメディアへの対応を可能にしている。

 今回提供される「HP Exstream Design & Production 9.0」は、コミュニケーションを他社との重要な差別化ポイントとするためのソリューション。多様なデバイスに対応するデザインとコンテンツ配信を実現する、マルチチャネルサポートとレスポンシブデザイン機能を搭載する。

 またHP Exstream製品で一貫したスタイルとユーザーエクスペリエンスを提供する、新しいユーザーインターフェイス(UI)を採用。ドキュメントデザインと生成機能の強化により、視覚障がい者にも対応する、Web Content Accessibility Guidelines 2.0達成等級AAに準拠したPDF作成を可能にする。

 これにより、既存顧客の維持と新規顧客の獲得に貢献するとともに、コストを下げながら売り上げの機会を拡大することによって、顧客との対話を、より収益性の高いものへ変化させるとのこと。

 一方「HP Exstream Empower Editor」は、顧客と、遠隔地やモバイル環境の担当との間でコミュニケーションをより円滑にする、インストール不要の新しいUI。フロントオフィスのビジネスユーザーにブラウザベースの編集機能を提供することで、ユーザーによる対話的なコミュニケーション編集・作成のニーズに対応する。

石井 一志