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電算システム、仮想化ホスティングサービスのUTMオプションを提供

 株式会社電算システムは17日、自社の仮想化ホスティングサービス「BizGr@nd」において、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)の仮想アプライアンス「WatchGuard XTMv」を活用した、情報セキュリティのオプションサービス(仮想UTMオプションサービス)を提供開始すると発表した。

 BizGr@ndは、物理サーバーとほぼ同等の安定性を発揮する「性能確保型の仮想専用サーバー」を提供するサービス。業務規模に応じたサーバーリソースの拡張を瞬時に行えることから、低スペックからスモールスタートし、サービス拡大に応じて増強するといった使い方に対応できる。ゲストOSとしてはWindows Server、Red Hat Enterprise Linux、Cent OSをサポートするほか、システムが冗長化されているため、物理サーバーに障害が発生した場合でも、ホットスタンバイの物理サーバーに仮想マシンを移動させて、最小のダウンタイムで運用を継続可能とした。

 一方のWatchGuard XTMvは、ファイアウォール、IPS/IDS、ゲートウェイウイルス対策、迷惑メール対策、レピュテーションセキュリティ、標的型攻撃対策、アプリケーション制御などの機能を包括的に備えた仮想アプライアンス型のUTM製品。今回提供される仮想UTMオプションサービスでは、サービスとしてこれを利用可能にすることで、高度なネットワークスキルがなくとも、高いセキュリティを持つUTMを容易に導入できるようにした。また、サービス導入から運用、サポートまで、一貫したサービスを受けられる点もメリットとしている。

 仮想UTMオプションサービスの価格は、初期費用が3万1000円(税別)から、月額費用が2万3600円(税別)から。

石井 一志