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日商エレ、QoS機能を備えた米SOLIDFIREのオールフラッシュストレージを販売

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は4日、米SOLIDFIREと国内販売代理店契約を締結し、オールフラッシュストレージシステム「SF3010」「SF6010」「SF9010」の販売を開始したと発表した。

 SOLIDFIRE製品は、システム内は独立したフラッシュデバイスやコントローラが搭載され、スモールスタートに対応しながらも、ニーズに合わせてリニアに容量とパフォーマンスをスケールアウトできるフラッシュストレージ。48TBから3.4PB/最大750万IOPSを一つの筐体で対応でき、スケールダウンも簡単に行えるという。

 最大の特徴はQoS保証で、テナントのユーザーの要望に合わせてQoSを設定するため、ディスクの容量、CPUやメモリ/キャッシュに過剰投資する必要がなくなり、サービスレベルにあった効果的かつ競争力のある価格設定が可能になるとのこと。

 また、OpenStack/CouldStackとの連携など、REST APIを通して多くのアプリケーションのシステム管理が可能。圧縮、データの重複排除、シンプロビジョニングによるストレージ効率化も行えることから、GB単価を低減できるとした。

 なお、データの管理・複製はコントローラに依存せず、個々のSSDドライブが独立・共有する仕組み。リアルタイムで2台のドライブにデータが複製されるため、ドライブやノードが壊れても異なるドライブでデータが保護される。

 日商エレでは、初年度に5億円の販売を見込んでいる。

石井 一志