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キヤノンS&S、中小企業向けのOffice 365関連サービスを強化

 キヤノンシステムアンドサポート株式会社(以下、キヤノンS&S)は15日、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Office 365」に対応した中小企業向けソリューション3種類を、同日より提供開始すると発表した。これらのサービスを利用することで、クラウドサービスとモバイル端末を活用した、新しいシステム基盤を構築できるという。

 今回提供するのは、Surface Pro 2を利用して外出先でも業務が行えるようにする「いつでもリモートオフィス for Surface Pro 2」、iPadやiPhoneを利用してOffice 365を活用できるようにする「いつでもリモートオフィス for iPad」と、キヤノングループの複合機やクラウドサービスを組み合わせてOffice 365を有効活用する「らくらくリモートオフィス for Office 365」、の3つ。

 「いつでもリモートオフィス」の両サービスは、ハードウェアの調達から導入、Office 365の導入作業などをキヤノンS&Sがトータルでサポートするため、ユーザーは安心して利用できるという。

 また「らくらくリモートオフィス for Office 365」では、Office 365とキヤノンの復号機「imageRUNNER ADVANCE」、キヤノンマーケティングジャパンのクラウドサービス「HOME」を組み合わせ、Office 365の活用以外に、スキャンした紙文書やFAXを転送し、クラウドで共有できるようにしている。

 「いつでもリモートオフィス for Surface Pro 2」の価格は、Surface Pro 2×5台のハードウェア費用を含めて、102万8000円(税別)から。「いつでもリモートオフィス for iPad」は、iPad Air×5台のハードウェア費用を含めて38万7800円(税別)から。「らくらくリモートオフィス for Office 365」は、125万8800円(税別)からとなる。

 なおキヤノンS&Sでは、Office 365導入支援技術者を60 名育成し、マイクロソフト認定試験のMCP74-325(Office 365 for Small Businessの管理)を取得することで、Office 365対応サービスの提供体制を強化する考え。あわせて、40名の営業支援専任要員にマイクロソフト セールス スペシャリストを取得させることで、顧客への提案体制も整えるとしている。

石井 一志