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2013年上半期の国内PaaS市場トップはセールスフォース~IDC Japan調査

市場規模は前年同期比56.7%増の128億1800万円に

国内PaaS市場 セグメント別売上額実績、2012年上半期~2013年上半期(出典:IDC Japan)

 IDC Japan株式会社は14日、国内PaaS市場に関する、2013年上半期の分析結果を発表した。それによると、2013年上半期の同市場規模は、前年同期比56.7%増の128億1800万円になったという。

 IDC JapanではPaaS市場を、「DBaaS(Database as a Service)」「APaaS(Application Platform as a Service)」「BPMaaS(Business Process Management as a Service)」「IPaaS(Integration Platform as a Service)」の4セグメントに分類し、市場規模調査を行っている。セグメント別ではDBaaS市場が55億4800万円、APaaS市場が61億7000万円となり、両セグメントでPaaS市場全体の90%以上を占めているという。

 一方で、PaaS市場のベンダーシェアを見ると、2013年上半期は、セールスフォース・ドットコムが1位、Amazon Web Services(AWS)が2位となった。それぞれ、SaaS事業、IaaS事業で作り上げたユーザー基盤を活用して、市場での優位なポジションを確立しているとのこと。また、3位のマイクロソフト、4位のグーグルもサービスラインアップの拡充により高い成長率を実現しているとした。

石井 一志