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NTTアイティ、メガネ型カメラの映像をWeb会議で共有する「見てコラボ」

「ミーティングプラザ」新機能として3月提供

現場の様子

 NTTアイティ株式会社は、市販のメガネ型カメラとスマートデバイスを利用してWeb会議に参加できる「ミーティングプラザ 見てコラボ」を3月10日に発売する。

 見てコラボは、メガネ型カメラで見た現場の様子(映像・音声)を遠隔地の専門家とWeb会議で共有することで、現場作業を効率化するサービス。

 メガネ型カメラには、Webカメラ、マイク、骨伝導スピーカーが内蔵され、スマートデバイスと有線で接続される。スマートデバイスは、ミーティングプラザサーバーを介し、遠隔地のPCやタブレットと接続される。

 遠隔地のPC・タブレットには、現場の作業員が見ている映像が画面に表示され、それを見ながら音声で指示。現場では指示に基づきながら、両手で作業できる。遠隔地のPC・タブレットの画面には32拠点までの映像を表示できるため、拠点間で議論をしながら、複数の現場に指示を出すことも可能だ。

遠隔地での表示画面

 工事現場などでは、ミーティングプラザを利用して、遠隔地と映像音声を共有することも多く、ハンズフリーで利用したいという要望が多かった。しかし、従来のメガネ型カメラは現場で画像品質、音声ボリュームなどの設定が十分にできないため、遠隔地から現場端末を各種設定する機能が求められていたという。

 そこで現場端末の映像音声ドライバの設定、映像フレームレート、画像サイズの設定、音声ボリュームの設定などが自在に行えるソフトウェアを開発し、ミーティングプラザの端末アプリに実装。これにより、遠隔地からの端末最適化を実現した。

 ミーティングプラザの価格は、クラウド版が月額2500円(税別)から、オンプレミス版がオープン。見てコラボは従来のサービスに追加料金なしで利用できる。

新たに開発した端末設定画面

川島 弘之