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富士ゼロックス、簡単にデータベースを作成できるクラウドサービス

 富士ゼロックス株式会社は30日、クラウド型ビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」において、データベースの作成を支援するアプリケーション「SkyDesk Creator」を提供開始すると発表した。

 「SkyDesk Creator」は、ノンプログラミングでデータベースを作成するためのツールを提供するクラウドサービス。データベースで活用するWebフォームやページ、さまざまな表示形式(一覧、カレンダー、グリッド、ピボットなど)でのレポートビューを作ることで、ユーザー独自のデータベースアプリケーションを簡単に作成できるという。またフォーム作成のためのテンプレートも備えているので、フィールドの属性やビューのフィルターなど、要望にあわせて柔軟な作成が可能になっている。

 操作はドラッグアンドドロップで簡単に行え、プログラミングの知識は不要。ただし、より細かい条件や処理・アクションを設定したい場合は、独自でプログラムを作成することも可能とした。

 さらに、アプリケーション、フォーム、レポートの単位でユーザー/グループへの共有設定が可能。必要なユーザーとだけ、必要なものを共有することにより、セキュリティを確保できるとしている。

 なお、既存データベースからのデータ移行をサポートするため、ファイルのインポート機能を搭載する一方、入力したデータベースのデータは、表計算シートをはじめとするさまざまな形式でエクスポートできる。

 そのほか、SkyDesk CRM、SkyDesk Calendar、SkyDesk Reportsといった、SkyDeskサービスの既存アプリケーションとの連携にも対応したとのこと。

 ラインアップは、規模やニーズに合わせた5つの有料プランを提供するほか、必要に応じてユーザーやファイルデータ容量などの拡張ができる追加オプションも用意された。基本機能の利用が可能な無料プランも利用できる。

 価格例として、ユーザー数50、アプリ数が無制限、レコード件数10万、データ容量7GBまでの「レギュラープラン エンタープライズ」では、6カ月あたり13万2300円(税別)。ユーザー数やアプリ数は無税限だが、レコード件数2000、データ容量100MBまでの「エクスプレスプラン スタンダード」では6カ月あたり3万7020円。無料プランでは、ユーザー数3、アプリ数3、レコード件数1000、データ容量200MBまでが提供される。

石井 一志