SAPジャパンとパソナグループ、人事クラウド分野で協業

　SAPジャパン株式会社と、パソナグループのキャプラン株式会社は15日、人事クラウドソリューション分野で協業すると発表した。これに伴い、キャプランとSAPのグループ会社であるSuccessFactorsがビジネスプロセスアウトソーシング（BPO）契約を締結。これによりキャプランは、SAPの認定クラウドに関するBPOパートナーとして、SuccessFactors製品を使った企業の人事関連業務に関するクラウドソリューションを国内で拡販するという。

　具体的には、キャプランが、現在SAP ERPの人事ソリューションを採用している従業員規模1万人以上の企業に対して、SuccessFactorsを活用した人事コンサルティングおよびアウトソーシングサービスの提供を行う。また、合計約200名の人員が営業活動を展開し、専門性の高いコンサルティングを実施するとともに、企業ニーズに応じた設計や導入サポートを提案して、顧客満足度向上を図るとしている。

　さらに、総合人材サービスを広く手掛けるパソナグループとしての強みも生かす考えで、人材派遣や人材紹介などの採用支援をはじめ、教育研修、福利厚生、給与計算管理業務などのアウトソーシングサービスを提供する予定。このほか、企業のニーズに合わせて、請求処理業務やカスタマーサポートなど、さまざまなソリューションを組み合わせたサービスの提供も検討するとのことだ。