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ExcelシートをHTMLへ変換する「Excel to HTML」、シートへの書き戻しやデータベースの更新にも対応

ExcelWeb Toolの画面イメージ

 アドバンスソフトウェア株式会社は22日、ExcelシートをHTMLに変換するソフトウェア「Excel to HTML」を発表した。単にHTML化するのではなく、修飾情報や入力ルールを含めてHTML化される点が特徴という。販売は10月24日より開始される。

 「Excel to HTML」は、ExcelシートをHTMLのテーブルに展開するアプリケーション「ExcelWeb Tool」と、プログラムに組み込んで利用するための開発環境「Excel to HTMLサーバーコントロール」をあわせたソリューション。

 Excelのシート内容をHTMLとJavaScriptに展開し、背景色などの修飾情報をそのままHTMLテーブルに変換するため、既存のExcelシートを生かしてWebページを作成できるのが特徴だ。また、複数のブックからシートを選択し、一括してHTMLのテーブルへ変換できることから、テーブル部分はユーザーが使い慣れたExcelでデザインし、それをもとにWebページを作成する、といったことが可能になる。

 変換されたHTMLでは、スムーズなカーソル移動を行えるほか、一部の計算式がサポートされる点も特徴。さらに、付属するサーバーコントロールを利用すると、HTMLで入力した内容をJavaScriptを用いてJSON形式で取得できるため、Excelファイルへ書き戻したり、データベースの更新を行ったりすることも可能とのこと。

 動作環境は、Windows 8/7 SP1以降、Server 2012 R2/2012/2008 R2(SP1以降)/2008(SP2以降)、開発環境がVisual Studio 2012/2010/2008(SP1以降)で、Excelファイルは2003以降に対応する。

 価格は、ExcelWeb Toolが1ライセンスあたり1万2600円。Excel to HTMLサーバーコントロールは、1サーバーあたり105万円となる。

Excel to HTMLサーバーコントロールの画面イメージ

石井 一志