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日本IBM、アプリケーションリリースを自動化・効率化する「IBM UrbanCode」

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は3日、アプリケーションのリリースを自動化・効率化するソフト「IBM UrbanCode」を発表した。米IBMが4月に買収した米UrbanCode社のARA(Application Release Automation)製品群をIBMブランドで提供するもので、DevOps(開発運用連携)を推進する上での、重要な製品として位置付けられている。提供開始は9月6日の予定。

 「IBM UrbanCode」は、アプリケーションのリリースプロセスを自動化することで、手作業によるエラーを防ぎ、リリース作業の監査対応を強化する「IBM UrbanCode Deploy」と、アプリケーションリリースの計画・実行・実績を包括的に管理する「IBM UrbanCode Release」から構成される製品群。

 いずれも、ドラッグ&ドロップ操作によるリリースプロセスの容易な定義、あらかじめ設定された基準を満たすアプリケーションのみを次のプロセスに進める品質ゲート機能、細かいレベルで行えるセキュリティ設定といった特徴を持つ。また、誰がどこで何を行ったのかというリリース作業の証跡保持が可能なほか、複数のアプリケーションやさまざまな環境に対して、リリースの計画・実行・実績を包括的に管理できる点もメリットとのこと。

 今回は、クラウドやモバイルといった変化の早いビジネス環境への対応や、テスト自動化製品との連携も強化されている。具体的には、垂直統合型システムの「IBM PureSystems」、オープンクラウド基盤ソフトである「IBM SmarterCloud Orchestrator」、MEAP(モバイル・エンタープライズ・アプリケーション・プラットフォーム)ソフトの「IBM Worklight」と連携し、クラウドやモバイル向けのアプリケーションの自動リリースをサポート可能だ。

 さらに、オープンソースのシステム統合フレームワーク「Chef」をサポートしているので、「Chef」のレシピを呼び出してクラウド環境を構築し、その上にアプリケーションを自動でリリースできる。

 一方、テスト製品との連携では、テスト管理・実行ソフト「IBM Rational Quality Manager」、仮想テスト環境「IBM Rational Test Virtualization Server」と連携し、アプリケーションのリリースプロセスの中にテストを組み込みこめる。

 ライセンス価格は、IBM UrbanCode Deployが管理対象サーバーの1PVUあたり3274円から、IBM UrbanCode Releaseが1ユーザーあたり54万5790円から。

(石井 一志)