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IUK、システム監視ソリューション「MoonWalker」をIBM PureSystems向けに仮想アプライアンス化

ソリューションの概要

 ITホールディングスグループの株式会社アイ・ユー・ケイ(IUK)は27日、同グループの株式会社クラウド・スコープ・テクノロジーズの仮想化環境向けシステム運用監視ソリューション「MoonWalker」を仮想化アプライアンス化し、「MoonWalker for PureSystems」として提供すると発表した。日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)の垂直統合型システム「IBM PureSystems」上で稼働する製品で、ライセンス価格は500万円(税別)から。

 「MoonWalker for PureSystems」は、IBM PureSystems上で稼働する、システム運用管理ツールの仮想アプライアンス。Red Hat Enterprise LinuxとともにMoonWalkerなどがパッケージ化されており、あらかじめ設定や構成を最適化し稼働確認を済ませているので、VMware、KVM、Hyper-Vといった仮想化環境の運用監視を迅速に開始できるという。

 さらに、「IBM PureFlex System」の管理ソフトである「IBM Flex System Manager」と連携し、PureFlex Systemや他社製サーバーを含む異機種システムを一元的に監視可能。PureFlex Systemには、日本IBMのUNIXサーバーシステム「IBM Power Systems」とその仮想化機能である「PowerVM」も搭載できることから、MoonWalker for PureSystemsのインターフェイスを利用し、PureFlex Systemを含むシステム環境全体の管理を行えるとした。

 また、システムの稼働監視に加え、仮想サーバーが稼働している物理サーバーの情報や、仮想サーバーのネットワーク構成情報、仮想サーバーが物理サーバー間を移動するライブマイグレーションの状態を収集し、複雑な仮想化環境の構成情報を可視化する機能も備えた。これを利用すると、システム障害による影響範囲を早期に特定し対処可能になるとのこと。

(石井 一志)