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ブランドダイアログ、スマートデバイス管理サービス「MDM+」を今夏発売

 ブランドダイアログ株式会社は8日、今夏よりスマートデバイス管理サービス「MDM+」を販売すると発表した。

 ビジネスシーンでスマートデバイスが頻繁に用いられるようになったが、同時に端末紛失に伴う情報漏えいの危険性も指摘されている。マルチデバイス対応のクラウド型ビジネスアプリ「Knowledge Suite」を提供する同社では、昨年より導入が進んでいるというスマートフォンアプリ「GRIDY/SmartPhone」のユーザーが抱えるこの問題を解決すべく、MDMの基本機能である端末管理に加え、盗難・紛失時のセキュリティ機能が強化された「MDM+」の販売を決めた。

 MDM+では、一般的なMDMの機能に加え、MCM(モバイルコンテンツ管理)、MAM(モバイルアプリ管理)などの機能も搭載したオールインワンMDMとのこと。

 特徴としては、端末紛失・盗難時にGPSで追跡できるほか、アドレス帳共有・転送機能、MDMプロファイル削除防止機能などを搭載。Microsoft OfficeやPDFなどの基本的なドキュメント、写真や動画などのマルチメディアファイルを簡単に端末転送・共有することも可能という。

 セキュリティ面では、数字+ローマ字+記号混合のパスワードを強制でき、カメラ、SDカード、Bluetoothなどの使用を制限。iPhoneのJailbreakやAndroidのルーティングを検出し、知らずに禁止アプリをインストールした場合も、すぐに管理者とユーザー本人にメールで警告できる。緊急連絡に効果的なプッシュメッセージ機能も備え、個々の端末はもちろん、チーム単位で緊急連絡を一斉送信できるという。

 提供時期は2013年夏ごろを予定。価格は、初期費用が0円、月額費用が3000円/社(50台まで)。Knowledge Suite同時導入、また導入済み企業などにはさらに特別料金を用意する。

(川島 弘之)