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小林製薬、新会計システムに基幹系パッケージ「Oracle EBS」を採用

 日本オラクル株式会社は10日、小林製薬株式会社が、同社グループ向けの新会計システムとして、ERPパッケージ「Oracle E-Business Suite(EBS)」を採用したと発表した。

 小林製薬では、国際会計基準などの各種制度変更への早期対応と、海外展開の強化にともなうグローバル対応を目的として、会計システムの刷新を計画。これらの目的に合致することや、ビジネス環境の変化に対する柔軟性、メンテナンスを考慮したオープン性を評価し、2013年1月に「Oracle E-Business Suite R12.1」を採用したという。

 具体的な機能としては、「Oracle E-Business Suite」の一般会計機能である「General Ledger」をはじめ、買い掛け管理機能「Account Payable」、固定資産管理「Fixed Asset」、複数元帳・複数会計基準仕訳生成エンジン「Financials Accounting Hub」を利用し、グループの会計システムを統一する。小林製薬ではシステムの統一により、グローバル対応に加え、ガバナンスの強化、管理会計の高度化も期待しているとのこと。

 なお、新会計システムの導入プロジェクトは、日本オラクルの支援のもとで、富士通が担当する。

(石井 一志)